BLOG

ヨガインストラクター

インストラクターになりたい気持ち

私がヨガの指導者資格を取ったのは
インストラクターになりたいからではありませんでした。
大好きなヨガをもっと深く学びたいと思ったことがきっかけで
気がついたら職業になっていました。

ヨガに夢中になっていくのと同時に
インストラクターの知り合いが増えるにつれ
意外と多くて驚いたのが
インストラクターになりたいと思っているひと。
そして、なりたいのにならないひと。

ヨガインストラクターの資格は様々ありますが
どれも民間資格なので必須ではありません。
今日でも明日でも「私はヨガインストラクターです」と
名乗ればあなたはヨガインストラクターです。

それでもなりたいのにならないということは
せっかく自分の内側から声が聞こえてきたのにも関わらず
その声を無視してしまうことになるので
もったいないなぁと思います。

確かに、最初の頃は
クラスを成立させるだけで必死です。
良いレッスンを提供したい・生徒さんの心を動かす指導をしたい
という強い思いは溢れるくらいにあるのですが
その思いとは裏腹、
シークエンスを考える・インストラクションできるようにする・
実際には皆さんに聞こえる声で話す・わかりやすく伝える・
室温や照明や音響などのスタジオ環境を適切に保つ・
どこにいたらポーズが見やすいかをポーズごとに考え
スタジオの端から端まで駆け回るetc・・・
最低限やるべきことがたくさん。

参加していた時には当たり前だと思っていたことが
いざ指導側にまわってみるとどれだけ大変なことかわかります。
クラスの時間が1時間だとしてもその前の準備が相当量必要で
うっかり時給計算したら悲しくなるほど。
そして徹底して準備できたと思っても
生徒さんが怪我をする・倒れる・喧嘩する・
また自分自身の体調トラブルなど
その場で予想外のことが起きたら対応しなければならず
理想のクラスを実現できるようになるのは
一体いつになるんだろう・・・と
途方に暮れることから
インストラクターの道が始まるといっても過言ではありません。

それでも、だからインストラクターにならない
というではなく
まずできることから始めてみるのが良いと思います。

例えば好きな先生のクラスを受けているときに
その先生の意図を探してみるとかインストラクションを覚えてみるとか
そういったところから始まります。

私自身、お世話になっている先生の言い回しを使っていることも多くあり、
影響されていることさえ自覚せず
ある日先生のクラスを受けているときに
「あれっ、私もクラスで同じことを言っている!
この表現はこの先生から聞いたことだったんだ!」
と初めて気づくこともあります。笑

そんな風にして、ただ大好きでインプットしていたことが
自然とアウトプットにつながっていくということが起きます。
だからインストラクターになりたいという思いが湧いてきたのなら
安心して目指していいのです。

その思いはきっとあなたが無意識のうちに蒔いていた種のひとつ。
その種が思いという形で小さく芽を出してくれたのだから
その芽をどうか適当に扱わず、
大切に育てて欲しい。

そんな風に思います。

SHARE

ブログ一覧

ホーム > ブログ > インストラクターになりたい気持ち